
ネオ
以前からネットで子猫を探していた。2018年12月1日、ちょっと気になる子がいたので、店を覗きに行くことに…。
家が狭いのでおとなしいメス猫ちゃんを飼おうと家族と決めていたが、メスで良さそうな猫ちゃんがなかなか見つからず、とりあえず性別に関係なく、オスでもメスでもご縁があればそれでいいということになった。
猫ちゃんは一度買っているので、家族となる猫ちゃんに出会うには何度か店に通わないとならないかもしれないことは覚悟していた。それでも、折角時間をつくって見に来たのだから一通り見て帰ろうということで、店内に入るための列に並んだ。
待つこと30分、ようやく店に入ることができた。店内は人で溢れていた。家族総出で訪れているお客さんも多かった。私たちが狙っていたメスの子猫ちゃんはとっくに居なくなっていて、ケージには『ご家族決定』の札がかけられていた。
部屋の奥は人だかりで入れそうもなかったので、入り口付近にタワーのように重ねられたケージの中を覗くと、メスの子猫ちゃんたちがいたのでまずそちらにご挨拶。
反対側にもケージが二つ重ねられていた。その一番下に2匹の子猫が入っていた。その一匹が妙に気になった。好きとか嫌いとかではなく、なんとなくこの子かな?!という感じがした。店員さんにお願いして抱っこさせてもらった。私の腕の中から抜け出そうとしてもがく子猫。その子はスコティッシュフォールドのオス。もう一度感覚を確かめたくて子猫の頭を優しく撫でてみた。なんとなくこの子かな?と思うのだが、違うかもしれないという気持ちも半分あって、他の子も見てみることにした。
10匹以上見た。そして気になっていた最初のスコティッシュフォールドの子猫に目がいった。大人しく箱の上で丸まりながら、もう一匹のオスの子猫が玉遊びしている様子を眺めていた。頭の中で、「ああ、やっぱりこの子なのか…」と思った。そしてもう一度抱っこしてみて、「この子だわ!」と確信までには至らなかったが、なんとなく感じた自分の感覚を信じてみることにした。もちろん、出直してもよかったけれど、その時はそう考えなかった。
12月1日。我が家に家族が増えた。大人しいと思っていたオスの子猫。家に来たらやんちゃ坊主でいろんなものが破壊されそうなので、試行錯誤しながら模様替え決行。その上、子猫ちゃんだから手間がかかって大変なんだけど、スコティッシュフォールドは甘えん坊で、人の懐に入るのが上手。すでに家族に馴染み、みんなこの子に癒されている。

名前はネオ。「我が家に来てくれてありがとう!よろしくね」とつぶやくと、つぶらな瞳がこっちを見た。
はあ~、カワイッ♡