家の事情で名古屋へ。慣れない作業でヘトヘトになり、これは行くしかないと夫婦で暖簾をくぐりました、『あつた蓬莱軒』。
前回、名古屋に来たときには時間がなくて他の店でウナギを食べたけれど(その店も美味しかったんだけど)、予定に入れていたあつた蓬莱軒への思いが残っていたのようで、ようやく来店できて嬉しかった。想像通り、夜8時ごろに訪れた店の前には長蛇の列……。日本人よりアジア圏からの観光客がほとんどで、その中で待っていると、いろんな言語が聴こえてきて「あれ? ここどこだっけ?」と錯覚するくらい、不思議な空間でした。
あつた蓬莱軒のひつまぶし
通常、ひつまぶしの食べ方は客の自由に任せられるけれど、店によっては推奨される食べ方があります。『あつた蓬莱軒』の場合、こんな感じで食べ方を推奨してました。下記にご紹介!
『あつた蓬莱軒』の食べ方
1.お櫃の中のご飯を、しゃもじで十字に4等分する。
2.分けられたご飯の1/4を茶碗によそい、普通の鰻飯として食べる。
3.次の1/4をよそい、薬味のネギ、ワサビ、海苔などを好みに応じてかけ、混ぜて食べる。
4.さらに次の1/4をよそい、出汁や煎茶を注ぎ、お茶漬けのようにして食べる。
5.最後の1/4は、上記3つのうち最も気に入った食べ方で食べる。
初めての『あつた蓬莱軒』。こちらのタレは程よく甘辛く、どの食べ方も飽きがこないように味のバランスがじつに良かったです。「また来訪したいなぁ」と、まだ食べ終わっていない段階考えていました(^^)。
普通食べ、薬味混ぜ食べ、お茶漬けの三段階は、いったい誰が考えたのだろう? 柿の種のピーナッツとあられの組み合わせの次に興味深い。