昨日の大雨が嘘のように、今日は一転して初夏のような陽気。皮膚科で治療してもらった帰りに、ふと思いついて大好きなインドカレー屋さんに寄ってみる。いつもその店は混雑していて3回続けて空振っている。あまり期待もせず、「ダメなら近くのベーカリー屋さんでサンドイッチでも買って帰ろうっ」なんて考えながら店まで来ると、3,4人が待っていた。これくらいなら余裕で待てちゃうということで、ようやくありつくことができた。(心の中でガッツポーズ!)
左側のボールはケララベジタブル、右側はサーグチキン。ケララとはどうやらインドの地名、ケララ州のことらしい。カレーというよりはむしろ野菜シチューで、ココナッツミルクが入っているのでとてもマイルド。サーグチキンはほうれん草カレーに鶏肉が入っていて、おかず的な味わいで辛いのが苦手な人でも安心して食べられそう。
ここ数年、病院に行くほどではないが、不調の日が続くことがある。とくに季節の変わり目は不調になりやすい。それなりに食事には気をつけているものの、ひとりのときや仕事の合間に取る食事はとかく粗雑になってしまう。仕事で忙しいとなおさらだ。料理する時間がない、でも元気がほしい。
仕事と家事で忙殺されたある日、たまたまインドカレーを食べたら、あら不思議、いつもなら心身ともに疲れが蓄積してぐったりするところを、その日はなぜか活力が溢れていた。そのあと、確証を得るために何度か試してみたが、どうやらインドカレーのスパイスが元気をくれているようで、それからときどき食べるようになった。だけど、親しみのある日本のカレーでは効果がなく、やはり本場のインドカレーなのである。
秘密はやはりスパイスにあり! 使われている香辛料のなかには、漢方として昔使われていたものもある。コリアンダー、ターメリック、クミンなど、整腸作用があり、新陳代謝を高めて病気を予防し、さらには抗酸化作用があるので若返りも期待できる。さまざまなスパイスが総合的な健康効果をもたらしていた。
カラダはスパイスの効果を知って、欲することで私の意識を向けさせていたのかもしれない。カラダが発する声を聞き、欲したものを素直に取り入れることは健康管理には必要だということがよくわかる。